「総合的な学習の時間」を活用して福祉共育に取り組む大垣市立日新小学校。当初から『施設訪問をしたい』という希望がありました。くすのき苑の職員の方にも施設の話や高齢者疑似体験を通して子どもたちの様子を見ていただき、施設訪問を快く引き受けてくださいました!
学校と施設の話の中で、「3つのフロアがあるからそれぞれで何かレクを考えてもらいたい」という話になりました。
そこで子どもたちは何ができるか考えました。しかしある疑問が…。
「くすのき苑は要介護3以上の人って聞いたけど…要介護3の人って言われてもイメージしにくいな」
「どんなことができて、どんなことができないのかな」
これではどんなレクができるか話が進まないということで、先生から施設へお問い合わせいただき、各フロアの状況について確認したことを子どもたちに伝えていただきました。しかし…
「それはできないと思う!」「動けないならその内容は無理じゃないかな」
と、さらに話が進まない状況になっているということで、社協職員とくすのき苑の職員がお邪魔して、改めて要介護度の話やフロアの状況についての説明、子どもたちが考えたレクについて一緒に考えました。
まずは考えたレクを聞きましたが、本当にいろいろなアイデアが出てきて驚きました!そのあと改めて訪問するくすのき苑の職員からお話をいただきました。
「難しいこともあるかもしれないけれど、何かを感じることはできます。五感を使うような工夫をしてください」
「食事を自分でできる方は、手を動かすことができます。そういった方には手を使った何かを考えると良いかもしれません。」
といった話をしていただき、子どもたちを3つのグループに分け、それぞれのグループで3つのフロアで何をするか考えました。




「イントロクイズをやるなら、ボリュームを大きくすればいいかな?」
「楽器当てクイズにするとかどうかな?」
「シルエットクイズは大きくすれば見えるかな?」
と、難しいというだけでなく工夫を考えて意見を出すことができていました。
話し合いが盛り上がりすぎてこの日だけでは決められませんでしたが、さらに話し合いをしていただき、訪問がいい経験・学びになるようといいですね♪