令和7年8月9日(土)、法人化50周年記念令和7年度大垣市社会福祉大会を開催しました。
はじめに、法人化50周年を記念して、社協の50年の歩みを動画上映し、「くらし支える、支えあう」というテーマにおいて、ビジョン宣言を行いました。

社会福祉功労者表彰では、個人・団体の各代表者の方へ、大垣市社会福祉協議会今川会長より表彰状が授与されました。

記念講演は、『まるであるかのようにの魔法』と題して、荻下丈さん(JOさん)とお母様の美保さん、聞き手にタレント・モデルの塚本明里さんが登壇し、対談という形でお話しいただきました。
JOさんは、重度の発達障害がありながら現役のアーティストとして様々な場面でアート活動を展開しています。
講演では、JOさんの幼少期から現在に至るまでの軌跡を、写真も交えながら美保さんにお話していただきました。
図鑑を40冊解体した、床にマジックで絵を描いていたというエピソードには会場からはどよめきが…。
「普通」と違う我が子に悩み葛藤しながらも、JOさんの世界に寄り添い見守ってきたという美保さん。
「周囲にはできない、無理と言われてきたが、まるで『ある』かのように、息子の力を信じてきた。人と比べずに我が子の可能性を信じてほしい」という美保さんのメッセージには、講演を聞いていた多くの方が勇気づけられたと思います。



また、今回は法人化50周年を記念したグッズやかわなみ作業所の商品の販売、能登の物産展、JOさんの個展を行いました。会場には多くの方が足を運び、商品を手に取っていただきました。



今回販売した50周年記念かすてらとJOさんとコラボして制作したグッズには、”NOT DIFFERENT”というロゴが刻まれています。
これは、社協は50周年の節目に、より本質的なしあわせをクリエイティブする組織を目指し、弱者への偏見・差別をなくすアイデア、共生する喜び・共有する幸せを広く伝えたい、というメッセージが込められています。今大会を通じ、多くの方にその想いが届いていれば幸いです。
これからも、新たな決意を胸に職員一同頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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